個人賠償責任保険の加入
前項でのお話の通り、個人が事故やトラブルなど法律上の損害賠償責任を負った場合に対応する保険ということで「個人賠償責任保険」が必要になってきます。
ちなみにこの用語は固定されたものではなく「個人賠償責任補償」、「個人賠償責任特約」、「日常生活賠償責任補償」など保険会社によって多少言い回しが異なることがあります。
さて、こうした個人賠償責任保険の加入についてですが、この場合単独での契約というよりも、他の保険に特約で付帯することが一般的となっています。ここで言う他の保険とは、例えば火災保険、自動車保険、傷害保険ということになります。事例として数は少ないかもしれませんが、それ以外の、積立型火災保険、傷害保険などでも特約付帯が可能となっています。
こうして補償を特約でつけることになりますが、その際にぜひ注意してもらいたいことがあります。それは、例えば自動車保険に個人賠償責任保険を付帯した場合なら、その後あまり車に乗らないようになったからと自動車保険を解約すると、同時に個人賠償責任保険もなくなってしまうということです。
よくある話ですが、契約をした時点ではその時の説明で契約内容を覚えていても、ある程度時間が経過すると忘れがちなのです。保険証券には付箋を貼ったりして、後で見てもすく確認できるようにした方がいいでしょう。
その保険料についてですが、保険金額1億円の火災保険に特約する場合などなら、月100円程度で済みます。