コスパの高い保険
個人賠償責任保険は基本的にコスパの高い保険です。前述もしましたが、火災保険に個人賠償責任保険を特約付帯しても、保険金額（補償額）1億円でも月々の保険料は100円程度でしかありません。間違いなくコストパフォーマンスの優れた保険といえるでしょう。
逆に保険金額の設定をケチってはいけません。ほんのわずかな保険料をケチったことで賠償額が不足し、ウン千万円も自腹になってしまったら大変です。
例えば、火災保険に付帯する場合で、保険金額1億円で月100円程度として、それを保険金額1000万円に下げたとしても、差額はほんの月数十円程度です。ケチる意味はまるでありません。個人賠償責任保険の保険金額はしっかり付けておくに限ります。
クレジットカード付帯の個人賠償責任保険もあります。ただしこの場合は、基本的に保険金額が少ないこともあるので、やはり、あくまでもオマケ的なものとして考えた方がいいかと思います。クレジットカード個人賠償責任保険を過度に期待しても、実際にはあまり役に立たないかもしれません。もちろん中には別途保険料を追加して加入できるカードの保険もあるようで、その場合は補償内容も変わります。
こうした点を踏まえて、保険金額が実際にいくらついているのか、保険の適用要件は何か、といった点はあらためてチェックしておくようにしてください。