お得な加入方法
さて、表題は「個人賠償責任保険、お得な加入方法」ということですが、別の保険の特約付帯なら支払金額的にはかなり安いものであり、そんなに気にすることはないようにも思われます。ただし、重複して加入していないかなどは要チェックです。
例えば、マンション住まい、賃貸住まいの人の場合は既に加入している可能性もあったりします。分譲マンションであれば、マンションの管理組合があり、管理組合でマンションの共有部分の保険に加入していることが殆どです。そこで同時に個人賠償責任保険（個人賠償責任補償、日常生活賠償）が、所有者を対象に一括加入していることがあるのです。
自分で契約したわけではありませんから、こうした保険に入っているという意識はないと思います。万が一事故を起こしてしまい、「ああ、加入している保険がない！」となっても、実は保険に加入していた、ということもあるのです。
マンション管理組合の契約内容についても確認しておいた方がいいのです。特に賃貸物件に住んでいる場合は、火災保険の加入が必須の場合が多いので、おそらくほとんどのケースで個人賠償責任保険に加入していると思います。
賃貸だと建物を所有していませんから、家財が保険目的になりますが、入居者の家財に加えて、家主への賠償（借家人賠償責任保険）、近隣への賠償としての個人賠償責任保険の補償の方が重要だということです。
いろいろ既存の保険を確認して、それでも個人賠償責任保険に加入していないとわかったら、補償額、どの保険に特約をつけるか、示談交渉サービスの有無、保険金の支払対象などをチェックした上で、加入を検討するようにしてください。